ZOOMウェビナーを使いこなせるようになると、ハイブリッドセミナーを開催してより効果的な集客を実施したいと考えるのではないでしょうか。しかしハイブリッドセミナーは対応すべき事項が多く、大変なイメージもあると思います。
そこで今回の記事では、ZOOMを用いたハイブリッドセミナーを成功させる4つのポイントを中心に解説していきます。
ハイブリッドセミナーを成功させる実践的なノウハウを紹介していくので、あなたが実際に開催するつもりになって最後まで読んでみてください。
ZOOMのハイブリッドセミナーとは
はじめに、おさらいの意味で簡単にハイブリッドセミナーがどんなものかについて確認していきましょう。そもそもウェビナーとは「WEB+セミナー」の造語です。ウェビナーは、従来型の対面式のリアルセミナーとは異なる集客手段として現在注目されています。
そしてハイブリッドセミナーは、「ウェビナー+リアルセミナー」を意味します。つまり講師の目の前に実際に受講者がおり、同時にZOOMで接続する受講者もいる状態をハイブリッドセミナーというのです。
ハイブリッドセミナーを上手く開催できるようになると、ウェビナーとリアルセミナーの良いとこ取りができるので集客効果がさらに高まります。
ハイブリッドセミナーの効果
このようなハイブリッドセミナーには以下の効果があります。
- より多くの受講者が期待できる
- 会場の熱をウェビナー受講者にも伝えることができる
- 対面の受講者もいるため講師もモチベーションアップになる
ハイブリッドセミナーであれば、リアルセミナーだけでは集めることの難しい人数に一度に話をすることができます。また、会場の温度感を把握しにくいウェビナーと違い、対面にいる受講者と講師の熱がZOOMを介してウェビナー受講者にも伝わりやすいのが大きな強みです。
以上のとおり、ハイブリッドセミナーは双方の良い部分を取り入れた方式なので、成功させることができるとあなたのビジネスを一気に加速させるでしょう。
ZOOMハイブリッドセミナーの準備
続いて、ハイブリッドセミナーを成功させるポイントを紹介する前に、準備について解説します。実際の準備に必要な情報を把握することで、ハイブリッドセミナーのイメージがより鮮明になり、記事の最後に紹介する成功のためのつのポイントがより理解できるはずです。
ハイブリッドセミナーの準備は、簡単にまとめるとウェビナーとリアルセミナーの双方の準備をする形になりますが、細かな違いもあるため以下で詳細を確認してみてください。
リアルセミナーの準備
はじめにリアルセミナーの準備について解説します。最低限準備すべきものは以下のとおりです。
- 会場
- スライドを映すプロジェクター
- スクリーン
- 紙の資料を印刷
- マイク
いずれも改めて列挙するようなものではありませんが、リアルセミナーでは会場が重要です。
ウェビナーの準備
続いて、ウェビナーにおいて最低限準備するものは以下のとおりです。
- PC
- マイク
- カメラ
- 資料 (PowerPointやPDFなど)
マイクとカメラについてはPCのものを使っても良いですが、不足を感じる場合は外付けのものを用意しましょう。特にマイクは重要です。ウェビナーでは多少画質が悪くても受講者は気にしませんが、音質が悪いとウェビナーを受講する意味がなくなってしまうためです。
そのためマイクについては外付けのものを積極的に用意しましょう。また資料はPower PointやPDFで用意しておき、画面共有を使って受講者に見せていく形になります。
開催者側のスタッフの役割
また準備と関連して、開催者側のスタッフの役割もイメージできるようにしておきましょう。以下では、講師も含めて4名で開催する場合の役割分担の参考例を記載します。
- 講師:メインスピーカー、プロジェクターやPCで映す資料の操作
- アシスタント①:雑務全般、タイムキーパー
- アシスタント②:カメラ操作
- アシスタント③:予備のPCでセミナーを視聴し、トラブル対応
このようなイメージで役割分担できると、講師が話すことに集中でき、セミナーの質が高まります。
ZOOMハイブリッドセミナーを成功させる4つのポイント
ここまでハイブリッドセミナーについて概要と準備に焦点を当てて説明してきました。記事の最後では、ハイブリッドセミナーを成功させる4つのポイントを紹介します。
はじめに4つのポイントを列挙すると以下のとおりです。
- 会場とWEB受講者の一体感を作り出す
- ウェビナーの各機能を使いこなす
- 内容に応じて複数台のPCを用意する
- リハーサルの実施
以下では一つずつ詳細を解説していきます。
会場とWEB受講者の一体感を作り出す
ハイブリッドセミナーを成功させる上で重要なのは、いかにして会場とWEB受講者の一体感を作り出すかという点です。それを実現するためには、会場とWEB受講者の双方に気を配る必要があります。
よくある失敗例としては、会場の対応に追われてWEB上の受講者をないがしろにしてしまうケースがあります。これを避けるために、十分な人数のスタッフを用意しましょう。
またWEB受講者に会場の参加者も一部映った画面を見せるのも効果的です。しかしウェビナーの間ずっと俯瞰で講師を小さく映していると臨場感に欠けるので、複数のカメラを用いて講師のクローズアップと会場の俯瞰を切り替えられる体制を作っておくのがおすすめです。
ウェビナーの各機能を使いこなす
2つ目のポイントとしては、ウェビナーの各機能を使ってWEB受講者が飽きないセミナーを作り上げるというものです。具体的には以下の機能を使っていきましょう。
- Q&A
- 投票機能
- 字幕機能
Q&Aや投票はセミナーの終盤に1つ設けるのではなく、セミナーの各所で息抜きのように使っていくと60分〜90分のセミナーにメリハリをつけることができます。そのためには、あらかじめQ&Aや投票を盛り込んだシナリオを作っておく必要があります。
内容に応じて複数台のPCを用意する
ハイブリッドセミナーでは、すべての操作を1台のPCで行わずに、必要に応じて複数のPCを使うのが成功のコツです。例えば、プロジェクターとWEB上の画面共有はPCを分けて操作した方がミスは起こりにくくなります。
また機材の操作分担としては、スイッチャーやミキサーの操作は講師ではなく、スタッフでできる体制を整えておくのもおすすめです。講師が一つのPCであれもこれも操作しようとすると、頭が混乱してセミナーそのものの段取りが悪くなる恐れもあるのです。
リハーサルの実施
4つ目のポイントは、徹底したリハーサルの実施です。リハーサルは当日と同じ会場・同じ曜日・同じ時間帯・同じ機材・同じスタッフで行います。
各種機材の操作方法を確認し、また講師の音声がWEB受講者にもクリアに届くかどうかしっかりと確認していきましょう。音声が途切れたり、ハウリングが起きたりする場合はすぐに修正していきます。
さらにカメラ位置および講師を映す画角も丁寧に確認していきます。リハーサルではシナリオを通しで行い、投票機能やQ&A機能が効果的なタイミングで使われているかどうかもスタッフ全員でチェックしていきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は、ハイブリッドセミナーを成功させる4つのポイントについて解説しました。ウェビナーとリアルセミナーの良いとこ取りをするハイブリッドセミナーだからこそ、準備は念入りに行う必要があります。
今回の記事のポイントは以下のとおりです。
- ハイブリッドセミナーは、ウェビナー+リアルセミナー
- 会場とWEB受講者の一体感を作り出してハイブリッドセミナーを成功させる
- ウェビナーは離脱率も高まるので、投票機能・Q&A機能を効果的に使う
- 十分な数のスタッフを用意し、各機材の操作と役割を分担しておく
- 当日と同じ環境でリハーサルを徹底する
ハイブリッドセミナーはあなたのビジネスを大きく飛躍させる手段となります。この記事のポイントを頭に入れて、是非ともハイブリッドセミナーを成功させてください。
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