エクセル技術をよりアップさせる「マクロ/VBA」といったパソコンスキルは、なかなか独学で学ぶことはできません。自社のスタッフにこれらの技術を学んでもらうためには、研修会を開く必要があります。
しかし、VBAの研修をどこに任せたら良いのか、手探り状態の企業研修担当者もいるでしょう。ここでは、研修を依頼するスクール選びのコツや、ビットラボラトリにおける法人研修の特長について詳しく紹介します。

VBAが活用できるシーンとは?

そもそもVBAとは、エクセルを使う時にさらに機能性をアップさせるための拡張機能です。
エクセルをはじめとしたアプリケーションの動作を一部変更したり、繰り返し作業を簡素化させたりと、VBAを使うことができれば作業効率が大幅にアップします。
まずは、VBAの具体的な使い方について詳しく見ていきましょう。

間違えのない請求書を作成できる

業務において、エクセルで請求書をつくることは多いでしょう。しかし、手入力で作成した請求書は、ミスが生じたり、膨大な量の請求書は非常に時間がかかったりします。

そのようなとき、エクセルVBAのスキルがあれば、すべてプログラミングでの自動処理が可能であり、ミス入力といった心配がありません。また、操作1つで複数の処理を行えるため、膨大な量の請求書にもあっという間に対応できます。

正確でスピーディーなグラフ作成も可能

エクセルで企業の売り上げなどをグラフ作成する仕事もあります。しかし、グラフの数値を見ながら1つ1つ入力するのは時間がかかり、見落としによる入力ミスが生じることも多いです。
そのようなとき、VBAスキルがあれば、プログラミングによってグラフ作成を自動化することができます。
通常のグラフ作成では、1つの表示に対して作成時間がかかることになりますが、VBAを利用すれば膨大な量のグラフ表示もボタン1つで完成します。文字の大きさや最小値の表示なども自動的に行うことができるため、仕事の作業時間を大幅に縮小することが可能です。

VBAのスキルはどこまで必要か?


VBAスキルを身につけておけば、上記に紹介したもの以外でも、仕事における作業を大幅に効率化することができます。そのため、パソコンを扱う人であれば、VBAの基礎は身につけておいて損はしません。
ただ、どこまでVBAスキルを身につけるべきかは、その人の働き方やニーズによって変わってきます。

まずはエクセルの作業を効率化させる

一言でVBAといっても、学ぶべき内容はたくさんあり、必要な技術をすべて身につけるのには時間がかかります。
そこで、どこまで学べば良いか迷っている人には、まずエクセルの作業を効率化させるためのVBAスキルを習得してみるのがおすすめです。
エクセルの作業は、関数を使った計算や、一覧データの作成、グラフや請求書といった単純作業が中心です。しかし、単純作業ほどヒューマンエラーは起こりやすく、作業を効率化させるのも限界があります。

その点VBAの基礎を学んでエクセル作業に生かすことができれば、多くの作業は自動化され、コピペ作業などは効率がアップします。特に経理業務などを担当している人は請求書データのチェックも簡素化できるため、作業効率がとてもアップします。会社としても経理担当者にVBAスキルがあれば、安心して毎月の支払や給与関係における業務を任せることができるでしょう。

VBAスキルを習得するほど会社の評判も高まる

VBAスキルを身につけた社員が増えると、会社としては次のようなメリットも出てきます。

  • エクセル作業に非常に長けている従業員が増える
  • 営業マンとしても資料作成などが早く期待できる
  • 経理担当者として仕事ができる
  • プログラマー、エンジニアとして仕事の幅が広がる